写真の四隅がケラレなどで光量落ちした時に補正する機能
周辺減光(ケラレ現象)で暗くなった四隅を補正します。
撮影時に写真の四隅が暗くなる現象があります。周辺減光と言って、レンズの仕様で光量不足による影響やレンズアクセサリー(フィルターやフード)によって起きる「ケラレ現象」の影響がそれです。
Camera Raw では、「レンズプロファイル補正」にチェックを入れることで自動的に周辺光量を補正してくれます。
まずは、機能の説明の前に写真がどのように変わるのか、チェックを外した状態(左)と、入れた状態(右)を比較します。(SIGMA 14mm F1.4 花形フードを付けて撮影)
自動的にレンズの歪みも補正され、周辺光量が明るくなりました。
更に補正したい場合は、「周辺光量補正」の補正量で変更することができます。
冒頭にも説明していますが、レンズプロファイルの周辺光量補正の設定は、撮影時の周辺減光および、ケラレ現象を補正する項目です。四隅が暗くなることで中央の被写体が強調されるため、海外のノスタルジックな写真は、周辺光量を落とした作風が多く、そのような作風にする場合は、効果の設定にある、「切り抜き後の周辺光量補正」で行うようにしてください。
レンズプロファイルよりも設定項目が多く、同じ-100の数値でも効果はまるで違います。
左がレンズプロファイルの周辺光量補正の値を-100にした状態
右が効果の切抜き後の周辺光量補正の値を-100にした状態
四隅の一部が黒潰れするほど、強めに補正をかけることができます。違いを理解して効率いい現像を行ってください。